映画 『MILE 22』主演マーク・ウォルバーグのキャラ設定分析
2019年1月に公開された「MILE 22」をTSUTAYAにてDVDレンタルし鑑賞した。
主演マーク・ウォルバーグ×監督ピーター・バーグ、本作で4回目のタッグとなる。
マーク・ウォルバーグの主演映画、毎回、彼の演技に引き込まれて楽しませてもらっている。今作、そんな彼のキャラ設定を分析してみた。
▼ファッションと演出
映画の内容はアクション。マーク・ウォルバーグはその高い戦闘能力を活かし、次々と襲いくる敵の襲撃をかわしミッションを遂行していく。
とてもカッコいい。
そんな彼のファッションだが、ジーパン、ネルシャツ、ネルシャツの上に見るからに生地の硬い感じの上着を羽織っている。
かっこいいのだが、動きにくそう・・・
18世紀後半、労働者のための作業着としてその原型がアメリカで生まれたジーパン。
そんなジーパンを履いて悪党を倒していく姿は、正義のために戦うアメリカ像を象徴し、ハリウッド映画として鉄板の演出にも思える。
そんなマーク・ウォルバーグが敵を倒していく度に、アメリカ強い、ってハマっている自分、してやられている・・・(笑)
▼部下へのモチベートと責任追及が半端ない
マーク・ウォルバーグの部下役であるローレン・コーハン。綺麗なだけでなく、実際に戦闘能力も高そうな女優さん。
ファックと叫んで携帯電話を叩き付けるタイプ。
男兄弟で育った日本人男性が苦手な女性のタイプ。
ストーリーの中で、彼女の仕入れた情報が間違えではないかとマークが疑う。その際の彼の部下への詰め方が激しい。
・彼女がシャワーを浴びている女子シャワー室に入り、責任を追及するマーク。
・彼女への来客にも関わらず、替りに自分が面談をしてまで責任を追及するマーク。
・彼女の家族からの電話に対しても口を出し、責任を追及するマーク。
そして、最終的には、人を殺めてきた今の仕事、後戻りできない、覚悟を決めろ、とキリスト教的宗教観も絡めて逃げ道をなくし、彼女に発破をかけてミスの挽回に部下を突き動かすマーク。
マーク、容赦ないが、それでも頑張るコーハン!
そこには、女性だからという手加減はない。
誰に対してもサイコパス全開のマーク。
▼マークの相棒(武器)
そんなマークの相棒が独のH&K社が開発したHK416Dというアサルトライフルだ。
マークは特殊任務に従事している。米国政府が関知していないという建前の存在だ。米国政府からの支給品を使用するわけにはいかないのだ。
マークは射ちまくる。
ジーパンを履いた、愛国心の強い、誰に対してもサイコパス全開な男の本領発揮!
▼マークのもう一人の女性部下
初代UFC世界女子バンダム級王座のロンダ・ラウジーがマークのもう一人の女性部下役。
強い女性をリードするマークのリーダーシップ、日本人男性の管理職サラリーマン、見習うべき点が多いかも。
▼総論
そう、マークが戦っているのは悪党だけではなかった。
そんな彼の超人的タフネスキャラクター、リーダーシップに魅了される映画なのだ。